今回(いや、毎度か)、時期外れのネタです。
流れ星を見たことがある人は多いだろうと思います。
流星群という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
今回はその流星群についてのお話です。
1998年11月、日本中が流星ブームに沸きました。
覚えている方も多いでしょうが、その年は33年に一度の「しし座流星群」の大発生年だったのです。
もっともこの年は、事前に各マスコミが盛り上げていた流星雨というほどの発生は見られず、少々残念な結果に終わってしまいました。それでも18日の午前4時過ぎ、東日本を中心に観測された大流星(-8等から-10等程度の明るさ)はテレビでも何度も紹介されていたのが思い出深いです。
しかし翌1999年には、中東を中心にZHR(雲や建物などの遮蔽物がなく、6等星まで観測できた場合の1時間あたりの流星発生数)が3000を超えたという見事な流星雨が見られたそうです。1時間が3600秒であることから考えると、なかなかすさまじい光景が浮かんできませんか?
とはいえその頃、日本では午前11時。真昼間ですから見られるはずもないのですが(^^;
さて、前置きはここまで。ここからは流星群のメカニズムについてです。
流星群は、毎年決まった時期に発生します。
流星とは、宇宙空間に漂っているチリ(多くは数ミリメートル程度の大きさ)が地球の大気との摩擦により発熱、発光することで起こる現象である。なんてことは常識(ですよね?)として流します。
このチリがどこから来るのか?その答えはずばり、彗星です。
彗星はゴミにまみれた雪玉のような物体で、宇宙空間にチリを撒き散らしながら移動しています。そして、地球の周回軌道と彗星の軌道が重なる場所では、当然地球にぶつかるチリの数=流星の数も増えます。これを流星群と呼ぶわけです。
また、地球の周回軌道は一定なので、毎年同じチリ群にぶつかります。これによって、毎年決まった時期に流星群が発生することになるわけです。(ちなみに、しし座流星群の大発生が33年に一度なのは、チリを撒いていくテンペル−タットル彗星が33年周期で回っているから。つまり、33年ごとにチリを補給してくれているということです)
さて、それでは時期はずれといった理由です。
年間で見ることのできる流星群は主要なものでおよそ20種類ありますが、その多くは1時間に5個未満程度しか流れないというレベル。よほどの天文ファンか暇人でないと耐えられないレベルの出現数ですよね(^^;
それでも、三大流星群といわれる下記の流星群は、1時間におよそ50個程度の発生が期待できるもの。機会があれば空を見上げてみてはいかがでしょうか?
○ペルセウス座流星群
8月11〜14日頃に極大(最も多く見られる)。スウィフト−タットル彗星が母天体の、毎年安定して多くの明るい流星が見られる天文ファンの夏の風物詩。2007年は新月とぶつかるため、最高の条件での観測が期待できる。
○ふたご座流星群
12月13,14日頃に極大。小惑星3200番、ファエトンが母天体。比較的早い時間から観測好条件となる、見やすい流星群。一晩中観るのであれば最も多くの流星が期待できる。
○しぶんぎ座流星群
しぶんぎ座は現在の88星座にまとめられる以前に存在した星座。別名りゅう座ι(イオタ)流星群と呼ばれる。1月3,4日頃に極大。マックホルツ第一周期彗星が母天体ではないかとされている。深夜0時頃から好適も、大発生となる時間が短く、それがうまく夜にぶつかるかどうかで発生数が大きく異なる。
つまり、今はペルセウスは終わってすぐ、ふたごははるか先という時期。こんな時にやるネタじゃないよね、と(笑)
テーマ:宇宙 - ジャンル:学問・文化・芸術